読書日記。幅広いジャンルを読み漁りたいお年頃。 ☆…再読
チェーザレ 1―破壊の創造者 (1) チェーザレ 1―破壊の創造者 (1)
惣領 冬実 (2006/10/23)
講談社

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チェーザレ 2―破壊の創造者 (2) チェーザレ 2―破壊の創造者 (2)
惣領 冬実 (2006/10/23)
講談社

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ルネサンス期、イタリア統一の野望を抱いた男、チェーザレ・ボルジアの物語。

この辺りの歴史にはトンと疎い私ですが、勉強になりつつ楽しく読めました。
チェーザレと言えば「毒を盛る男」「マキアヴェリズムの体現者」として有名=悪役的なイメージの方が強いんですが、1,2巻は学生時代という事もあり、公正で情に厚い好青年という印象の方が強いです。
これからがとても楽しみ。

惣領さんの絵も綺麗でとても読みやすいですし、チェーザレには興味あるけど本を読むのはなぁと敬遠している人たちにはオススメでございます。

アルセーヌ・ルパン―なぞの旅行者 他 アルセーヌ・ルパン―なぞの旅行者 他
亀井 洋子、モーリス ルブラン 他 (2000/12)
岩崎書店
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子供向けルパンシリーズ。
私の本好きの原点はここ。
子どもの頃に読んだアルセーヌ・ルパンシリーズ。
朝も夜も夢中になって読んだ記憶があります。
学校の中で歩きながら読んで階段から落ちかけたり、
夜中にこっそり読んで視力が悪くなったりしたのもいい思い出です。(やりすぎ)

この話は代表作である「なぞの旅行者」のほか、
「赤い絹のショール」「やぎ皮服を着た男」の3本立て。

「なぞの旅行者」では強盗に襲われてしまうオマヌケなルパンが見れます。
このわたしが強盗にあうなんて!とか自分のまぬけっぷりに呆然としている怪盗に失笑。
「赤い絹のショール」ではルパンに好き勝手言われるガニマールに同情。
ガニマールってルパンの好敵手じゃなかったっけ?と思わず首を傾げてしまう程酷い扱い。かわいそうです。
「やぎ皮〜」は、そうきたか!という結末。
いや、まぁ途中まできたら読めそうなオチですが、感心しますよ。

妹の部屋にあったので懐かしくて手に取りました。
最も、私が昔読んでたのとは出版社(と翻訳者)が違いますが。
いつか全巻集めたいなぁと思っている次第です。

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未明の家―建築探偵桜井京介の事件簿 未明の家―建築探偵桜井京介の事件簿
篠田 真由美 (1994/09)
講談社
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桜井京介シリーズ1作目。
建築学科院生の桜井京介が助手である蒼と建物に隠された謎と
制作に携わった人の心を解き明かす(?)一風変わった探偵もの。
本作では“閉ざされたパティオ”を持つ別荘の鑑定を依頼され、
調査するうちに別荘の主の謎の死の真相に迫っていく。

えーと、とりあえず自分の研究のためなら平然とお世辞を言う京介が大好きです。
お世辞を言っても媚を売っている感がしないのが彼のいいところ。
見習いたい(え?

このシリーズは殺人事件の「謎」より登場人物に張りめぐらせた「謎」
が幾重にもなり続いていくーという感じですかね。
人物に関する色んな謎が今後の複線になっています。

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封印再度―WHO INSIDE 封印再度―WHO INSIDE
森 博嗣 (2000/03)
講談社
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初めて読んだ森博嗣さんの本。
実は初めて読んだ時はピンとこなかったんですが、改めて読み返すとすっげー面白い!
これはお勧めですよ!

S&Mシリーズとしては4作目。
「天地の瓢」に入れられた取り出せない鍵と、その鍵で開く「無我の匣」
これらの所有者を巡って怒る怪死事件。
事件の結末にもドキドキしましたが、何よりパズルの謎解きが楽しかったっす。
これは知識が試されるパズルだ。

犀川先生のぽやんとした(と言うか、周りに興味ありませーんみたいな)ところが好きなんですが、この話は萌絵ちゃんのいじらしいまでのアピールに泣けます。
可愛いよー。

面白いので一読あれ。

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絡新婦の理 絡新婦の理
京極 夏彦 (1996/11)
講談社
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「貴女が蜘蛛だったのですね」

この台詞が印象的な、京極シリーズ5作目。
桜舞う中でのこのシーンは、とても印象深くシリーズ中でも特に美しいシーンだと思っています。いや、私はね。
とても好きなお話。

関口君の出番はほとんどありませんが(笑)、かわりに"神"榎木津礼次郎が相変わらず無茶苦茶な事をやっとります。
無茶苦茶なのに、格好いいっつーのがなんだかなぁ(呆)。

次巻に繋がる話でもあるので、京極ファンは必見!ですね。

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魍魎の匣 魍魎の匣
京極 夏彦 (1995/01)
講談社
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映画化するらしいという噂を親父から聞いて、久々に引っ張り出しました魍魎の匣。
これを映画化なんて、どうやってするんだ・・・。
だってハコで「ほぅ」だよ!あの甘美な世界をどうやって!と思わず喚き散らしてしまった次第です。
姑獲鳥の夏に続く京極シリーズ(妖怪シリーズとも言われるが、実際シリーズ名は特にないらしい)の2作目。

恐らく木場修の淡い恋心がメインな本作ではありますが、わたくしは初期段階の比較的まともな榎さんが気になります。凄く気になります。
榎さんこと榎津礼次郎といえばシリーズ通して滅茶苦茶で帝王で周りからは顔はいいと認められているが変人扱いされてる、天上天下唯我独尊を地でいっているような方ですが、彼の奇人もそれを上回る変人(父親)の前ではしおらしいもんです。
あーかわいい。

真面目な事を言えばこれは一人の"人間"という匣に囚われた女と、匣を見たが故にそれに囚われてしまった男と、生きるために匣に捕らわれた少女の話。
それぞれに思い入れはありますが、特に小説家・久保のいっそ純粋なまでの想いは考えさせられるものがあります。
彼に感情移入するっていうのはヤバいような気もしますが(苦笑)。
匣を欲するがあまり匣に捕らわれた久保。
その匣を開けようとした関口君。
私もその場にいれば、匣を開けたいという欲望に勝てなかっただろう、と思う。

改めて読みかえすと、色んな角度から考えることができるようになっている分、奥深く考えることができるなーと思いました。
だから再読って好きなんですよ。


追記。
作中で語られているバラバラ殺人についての解釈が、私の中でしっくりきて妙にスッキリしました。
人は非現実的なものに直面すると、スイッチを切り替えるために冷静になるのかもしれませんね。

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